こんにちは! sappiiです。
ファームジョブの記事も終わりが近づいています。
〜前回までのおなはし〜
2018年12月にオーストラリア入り→→→セカンドビザ取得を目指して2019年1月1日元旦に、ブリスベンから電車で4時間半の片田舎バンダバーグへ。2つ目のホステルにてストロベリーのプランティングが終了し、今度はそのストロベリーのプルーニング(pruning)をご紹介!
それでは
バンダバーグ(Bundaberg)でのファームジョブ第7弾
れっつらご〜!
給与体系:歩合制
ファームの基本情報などはプランティングと同じなのでこちらの記事を。
違ったところは、コントラクターの指示が初めから一人での作業だったことです。
レート
row(列)の長さによって,$28/35/50(tax後の手取り約$23.8/29.75/42.5)
※$28で1000苗以上、$35で約1400苗以上、$50で1800苗以上の剪定をしました。=多くても手取り1苗=$0.025...
シーズン
4月下旬/5月中旬頃〜2•3週間程度(プランティング後1週間程度発育を待ちスタート〜敷地内を剪定し尽くすまで)
労働時間と休憩時間
平均6時間半。
タイムライン
5:45頃ホステル出発(約15分)
6:15~作業開始
11:00前後に小休憩(ランチ)
13:00~13:30頃解散(平均)
休憩 自由に取ってよし。昼食も地べたに座って食べる(日陰なし)
二人ペアだったプランティングに比べ、当たり前ですが終わらせる時間は倍かかります。プランティング時に二人で平均1時間に1本終わらせていたrowが、プルーニングでは一人なので平均2時間に1本しか終わらなくなります(初日は慣れていないので2時間半かかった)。これは精神的・体力的にかなりキツいw 一つ終わらせて次に取りかかる時に、「あ〜あとかるく2時間は帰れない(泣)」ってなりますw (次の日必ず来て再開するのなら、rowの途中で帰ってもOKでした)
期待される1週間の手取り
1日平均=$82.78 *pruningの方がはるかに大変なのに変わらないのは、plantingの始めの方で自分より遅い相手と組んでいたからです。
1週間の発育待ちの期間で、酷使した足腰と手はようやく痛まなくなり、回復に向かっていましたが、プルーニングを始めてわずか1日2日でまた全身痛いとこだらけになりました。プルーニングでも私は何番目かに速い方に入っていましたが、作業自体はプランティングよりはるかに大変でした(仕事概要の項目で詳しく説明)。
仕事はほぼ毎日、週6計算で
約$496.7/週
時間換算1時間=約$12.74
*市内のウエイトレスなどの最低賃金は手取り約$17。*2019年3月時点
ホステルのレント週$140、貯蓄は可能ですが、身体中が悲鳴をあげます。
参考のpayslipです。
1週間で大小含め21.5rowプルーニングした。rowの金額はバラバラなのに記載なし、superの金額のみでファンド名等記載なし、雇用主の住所や連絡先一切なし。給料は現金の手渡し。しかも!その封筒はプランティングの時よりもテキトーになって、金額と名前のみ。↓
Strawberry プルーニングの仕事概要
仕事内容:プルーニング(pruning)
1人体制(2人で半分半分も可)
- 茎の赤くなった葉や枯れた葉を切り落とす(cutting)
- ビニールの口が茎に当たらないように広げ、土をほぐしながらかぶせる(opening & covering)
- 自分のrowにはtagを挿しておく
※1つのrowのうち苗の列2ラインを片側から、1ラインをもう片側からする(2 lineで向こう端まで行き、1 lineをやりながら引き返して来る)。1.のCutting(往来)と2.のOpening & Covering(往来)があるので、物理的にこのrowを2順します。なのに値段はプランティング以下。はあ?ですよね。値段はオーナーが決めるそうなので、コントラクターには権限が無いそうですが、普通に考えておかしいやろ!と思いました。
1. Cutting
↑この丸で囲んだ葉のように、中心から飛び出て茎が赤くなったものを切り落とします。1本1本切っていては遅いので、
- 利き手でない方で散らばった葉たちをガッサリ掴み、
- 根元を一斉に切り落とす。
- 掴み切れなかった葉があれば切り落とす
という最多でも3ステップ、出来れば2ステップで。これを2秒以下で行います。
2. Opening & Covering
↑少し分かりにくいですが、指(手)を使ってビニルシートの穴を広げて少し大きくし、成長する時に茎が当たらないようにします(opening)。開いた穴の隙間から土をほぐしつつかぶせます(covering)。これを合わせて1秒以下で行います。
↑見てくださいこの長さ。これで中くらいの長さ。123の文字は、苗ラインが3列であることを示しました。1・2=往路、3=復路(進む向きは右でも左でもやりやすい方で可)。ただ私には単純に「行って戻り、行って戻る」という2往復が精神的にかなりツラくこたえたため、同じ苗の列を「少しcutしてはopen & coverして戻る」を繰り返し、長い長いrowを1往復かのように自分を誤魔化して持ち堪えていました。
↑プルーニングではプランティング時に邪魔だったスプリンクラーは取り外されていましたが、日が経つにしたがって足元にかなりの雑草が生え散らかり(膝立ち姿勢では体が埋もれるほど)、今度はそれでかなり邪魔されることに。この緑でふさふさしたものは見渡す限り雑草です(苺の葉は形が違うので分かるかと思います)。
用意される道具
・剪定バサミ(snips)
・ビニール手袋
・number tag
服装
つばあり帽子・・・日光から顔を守る。
HI-VISシャツ(蛍光色の長/半袖のワークシャツ)・・・服は何でもOK。日差しが強く陰がないので長袖がオススメ。
パーカー・・・日が出ると暑いが、朝一はこの時期冷え始めていた。
半パン/ヨガパン・・・動きやすいもの。半パンの場合はしっかり日焼け止めを塗りましょう。
長分厚い靴下を折って作った膝当て・・・私には必須のアイテムでした。スプリンクラーが無いので土はほとんどが乾いてかたく、膝を攻撃してきます。
スニーカー/ワークブーツ・・・雨以外でほとんどの場合地面の土はかたいです。
良かった点・悪かった点
良かった点
・他のバケツ単価と違い、row単価が大きいので、稼げる金額の予測がつきやすい
・やることが明確
・労働時間にバラツキがあまりない
・プランティングと違ってスプリンクラーでびちょびちょにならない
・苗の束を等間隔に置きに行ったり苗袋を運んだりしなくていい
悪かった点
・陰が一つもない
・雑草が邪魔をする
・1つのrowを2往復するのに報酬は減額
・plantingより腰を曲げている時間が長い
・スプリンクラーがないので最大限暑い
・一人で孤独なことがある
まとめ
・プルーニングは、プランティングよりさらに腰にくる
・残酷にも2往復させられるのに報酬はプランティング以下と覚悟しよう
・朝は痛みと共に目が覚める
・多少貯蓄は出来ても、重労働が報われる要素はないと心得よう
以上、sappiiでした!
※これらの情報は個人の経験によるもので、必ずしも汎用性があるものではありません。